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オルフェス女学院 第1女子寮 理事長(大神田 宏三) |
■この聖オルフェス女学院は、理事長となる大神田宏三が作った学校である。しかしその前身から名門としてのステイタスを持っていた。帰国子女を積極的に受け入れるようになったのは、現理事長が聖オルフェス女学院のオーナーとなってからであり、それ以降は一層名門としての地位を固めることとなった。一つには旧華族から買い取った洋館を改造した校舎や寮の佇まいにある。
外見は年代を醸し出しながら、中身は最新の設備を整えているという
図式は対外的のも受けが良かった。
この理事長、穏和な顔をしているが、実は過去にはいろいろと問題があったらしい。
まず彼には美人の妻がいたのだが、その妻は遠い昔に死んでしまった。
彼は大変な妻思いの人であったし、誰もが彼を気の毒に思ったのだが、
ある時から理事長の行動がおかしくなったという。
つまり「妻は死んではない」と言い始めたのだ。
死んだはずの妻については、また後ほど話にでてくるのでそちらを参考に。
ヒントとしては「開かずの間」というのがポイントになっている。
■聖オルフェス女学院の特徴として、「マルチ・モニタリング・システム」がある。 これはシーコムという警備会社が作ったシステムで、 簡単な操作によって学院内に仕掛けられたカメラによって モニターした画面を集中的に管理できるのだ。 実際には、カメラがかなり目立たないように配置されているとされ、 本当はトイレ・シャワールーム・個室に至るまで 全ての部屋にセッティングされているらしい。 表向きはカメラは存在していないことになっているし、 もちろん主人公は全てのモニターを覗くことは立場上できないし、する必要もない。 ただしシャワールーム・大浴場などはマイクのみONになっている。 犯罪を防ぐ目的があるのだが、 ごくまれに楽しい出来事にも結びついている可能性はあるが‥‥‥。 ■さてシーコムが市場あちこちを闊歩するまでは、 ガーディアンという警備会社が単独で相当のシェアを占めていた。 しかしシーコムは、この聖オルフェス女学院を手始めとして、 次々と契約を拡大していき、瞬く間にシェアを奪ってしまった。 当然ながら、それには秘密がある。 その秘密とはシーコムが用意したオプションにある。 オプションの内容はこうだ。 「弊社の警備システムを導入することで、より経済的にも潤いをもたらすだろう」 ‥‥その真意はストーリーの中で徐々に明らかにされていく。 ヒントは理事長の秘密とある薬物の存在である。 |